外敵からの防御は2段階システム
栄養で免疫力が上がるという表現はNGでしょうか。
薬機法におびえながらブログを書く管理栄養士です。
いい加減勉強しなくてはいけませんね~
免疫とはいったいなんでしょうか?
ざっくり言えば
自己と非自己を見分けるシステムですが
そこは難しくて簡単に説明できる自信なし
今日はどうやって防御するか?の部分です。
これには2段階のシステムがありまして
①体に外敵がはいらないようにする
②入ってきっちゃった外敵をやっつける
となります。
①は 粘膜中いるIgA抗体が敵を捕まえる
②は 白血球が敵を捕まえる
という感じでそれぞれの専用部隊がおります。
今回は①IgA抗体をつくるためにに重要な
ビタミンAのとれるレシピを紹介してみます。
(偉そうにいうほど立派なレシピではないですが)
粘膜弱子さんが粘膜強化に必要な栄養素
口、のど、腸の粘膜にはIgAが待機して
外敵(ウィルスとか病原体)を捕まえています。
IgA抗体がしっかりといる粘膜は
免疫力が高い、といえます。
粘膜を強化するには
たんぱく質、ビタミンA、亜鉛、ビタミンCなどが必要。
IgA抗体をつくるには
ビタミンA、グルタミン、食物繊維などが必要。
粘膜が弱いと
ドライアイ、ドライマウス、すぐ充血する
喉から風邪をひく、などの症状が。
みなさんの粘膜はいかがでしょうか?
ビタミンAとグルタミンがとれる超すぼらスープ
かぼちゃのポタージュ~
(ドラえもん風に)
かぼちゃに多いのは
ビタミンAではなくβカロテンですがね!
ビタミンAが多い食材はレバーとか卵とか
これはすこし調理に時間がいる。
ということで
今日はかぼちゃのβカロテンを使ったレシピ。
固いかぼちゃを切らなくて大丈夫
便利なフレークがありますのでね~
食物からのβカロテンは
体内で必要なだけビタミンAに変換されますので
とり過ぎの心配がありません。
たんぱく質不足の方は
手のひらが黄色くなるかもですが。
では材料です。
♠かぼちゃフレーク 適当な量
(多分20~30gくらい)
♠ボーンブロス 150ml
(水とコンソメでもOK)
(バターを入れると美味しい)
作り方
混ぜるだけです。
かぼちゃフレークの量は、お好きなトロッと感になれば
それでよろしと思います。
(副腎疲労ちゃんは量ったらいけません)
1人分の栄養量(フレーク20gの計算で)
♥糖質 約15g
♥食物繊維 約3g
♥βカロテン 3500μg
(ビタミンA換算 約 973 IU)
食欲のない朝やおやつにも最適です。
糖質15gは低血糖の補食にもちょうどいい。
適度なでんぷんだけでなく
βカロテンがとれて
ボーンブロスをつかえばグルタミンもとれます。
粘膜よろこぶコンビ。
かぼちゃフレークはニチガがお気にいり。
この会社が好きですの
実はプロテインもニチガの製品を愛用。
ニチガの正式名称は日本ガーリック(株)
ボーンブロスの
冷凍ストックをつくっておいてもいいし
出来ない方は無添加丸どりだしを買ってもいいし
無添加チキンコンソメ(液体)でもOK
鶏肉のゆで汁でもいい感じになります。
そこまでリーキーガットやばい子でなければ
牛乳で作るのもあり。
甲状腺が大丈夫なら豆乳でも。
バターを足してコクをだしてもよろし。
とにかく美味しく飲んでくださいませ。
まとめと余談
βカロテン→ビタミンAへの変換は
遺伝子の型によってはとても低い人もいるそう。
ニンジンジュースやミカンで
手が黄色くなってしまう人はそのタイプかもしれません。
だからといってβカロテンじゃ
つかえねーなー という発想はNGです。
栄養摂取は日々の積み重ねですから
一発勝負で考えてはいけません。
ビタミンAだけで考えるなら
やはりレバーが最強ですが
レバーには炎症に働くアラキドン酸もおおい。
かぼちゃは
ビタミンAの摂取源としては効率は
よくないですが
食物繊維やでんぷん、ビタミンEも
まあまあとれるというメリットも。
食事は栄養摂取だけではなく
楽しむもの、体とのコミュニケーションですのでね。
是非、ズボラスープお試し下さい。